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ホワイトペーパー

PCIe Gen5の検証課題を克服する

本稿では、PCIe Gen5の機能と検証面での課題を解説します。また、強力な検証IPソリューションを使用してこれらの課題に対処する方法について、アンリツと共同で取り組んだ事例についてもご紹介いたします。

PCIe Gen5向けQuesta Verification IP(QVIP)ソリューションは、アンリツの開発作業を多くの点で支援ました。QVIPを使った接続テストは、実物のテストベッドによる通常のテストに匹敵するものでした。PCIe Gen5の信号速度は32GT/sと高速なため、シグナルインテグリティの影響がより大きくなります。したがって、テストベッドの波形を観察しながらトレーニングプロトコルをデバッグするのは、ほぼ不可能です。QVIPを使用してトレーニング機能のシミュレーションと解析を行った結果、アンリツの開発効率が著しく向上しました。

PCIe Gen5の新機能の検証における課題

プロトコルの検証にはアサーションを使用しました。QVIPで検証したところ、PCIe Gen5には複雑なアサーションエラーが18箇所発見されました。アサーションを使用すると、コードのエラー箇所が示されるため、デバッグがしやすく、アンリツはエラーを問題なく修正できました。下の図は、LSSMのRecovery以外のステートで、プリコーディングオンビットが1bを検出したというアサーションエラーの内容です。

PCIe Gen5機能には複数の利点がある一方で、検証エンジニアにとっては新たな課題が増えることになりました。

本稿では、PCIe Gen5の機能と検証面での課題を解説します。また、強力な検証IPソリューションを使用してこれらの課題に対処する方法について、アンリツと共同で取り組んだ事例についてもご紹介いたします。

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