CFDシミュレーションによって、遷音速タービン試験装置の設計でミスをなくす

実験的な試験装置を使ったタービン翼型の性能調査には、産業界と学術界の両方から関心が集まっています。こうした試験装置の製作には高いコストがかかるため、設計案の評価を失敗なく行える手法が求められています。

このホワイトペーパーは、テクニオン・イスラエル工科大学の研究者がモジュール式試験装置を設計する際に、同様の課題にどのように対処したかを紹介しています。この装置は、幅広い圧縮機の静翼列やタービン翼の構成を調べるためのものです。

テクニオン遷音速翼列 (TTLC) は、試験部分はそのままに、入射角と食い違い角 (±20°の範囲内) を簡単に変えられるユニークな装置です。

CFDシミュレーションによって、初回から正しく設計する方法が記された論文を、こちらからダウンロードできます。

CFDソフトウェアを使った遷音速タービン試験装置の検証

遷音速タービン試験装置は、空気力学性能調査のための使いやすい装置で、遷音速での損失相関の改善や、幅広い熱管理 (冷却) 技法での熱伝導特性の評価などを調べることができます。

このような遷音速タービン試験装置の設計は複雑な作業です。CFDシミュレーション・ソフトウェアを使用することで、設計の性能を事前に評価し、コストのかかるミスを回避できます。

このホワイトペーパーで、遷音速翼列試験装置の設計に取り組むテクニオンの研究者がCFDシミュレーションによって製品に対する自信を深めた経緯をお読みいただけます。