データセンターの設計- Facebookの高効率サーバーの秘密

データセンターのHVAC設計は、サーバーの消費エネルギーとコストを削減するうえで決定的に重要です。大規模データセンターの場合は特に、メガワット規模の電力と何百万ドルのコストがかかるためです。最新コンピューターの大半は、ネットワーク、通信、検索、メディアの作成と使用、ショッピング、ゲームなど、多くをリモートサーバーに依存しています。一方、クラウドサーバーの最適化は、大きな作業負荷がかかる大変な作業です。

データセンターのHVAC設計と冷却戦略は、電力設計、マザーボード設計、熱設計、機械設計といった複数の要素が組み合わさったものであり、設計の最適化にはこれらを包括的に検討する必要があります。Facebookの最初のデータセンター (オレゴン州プラインビル) は、電力効率、コスト、信頼性、サーバー能力、環境フットプリントの著しい向上を果たしました。このアーティクルをダウンロードすると、高度に効率化したFacebookデータセンターの舞台裏を知ることができます。

データセンターの冷却シミュレーション

データセンターの冷却シミュレーションは、エネルギーと部品のコスト最小化と効率的な冷却戦略を達成します。気流を増やすか、吸気口の温度を下げるかのいずれかで熱を除去する方法は論理的に聞こえるものの、科学的な裏付けなしで判断を下すと、運用コストの削減に偏りが生じかねません。

データセンターの冷却シミュレーションから得た知見を活用すると、標準の1Uサーバーと比べて、システムの冷却に必要な気流をおよそ半分程度まで減らすこともできます。

データセンターのサーバー熱設計

データセンターのサーバー熱設計における目標は、動作温度まで部品を冷やし、エネルギーと部品のコストをできるだけ抑えることです。データセンターのサーバーを冷却する典型的な仕組みは、気体を広範囲に冷却し、内部ファンを使用してその冷気をサーバーに取り込むやり方です。冷気がサーバーの部品を冷やし、サーバーの送風口から通気された大気が冷却されるか、再循環されます。

このホワイトペーパーをダウンロードすると、データセンターのサーバー熱設計に知見を活用し、消費電力と運用コストを削減する方法を学べます。