2D配管・計装図 (P&ID) の作成に伴う課題に対処

どうすれば正確なP&ID図面を素早く作成し、納期に遅れることなく社内や国際的な品質基準を満たせるでしょうか。企業は、プラント設計プロセスに不可欠なものとしてP&ID図面を重視していますが、P&ID図面の作成と管理には課題が伴います。このホワイトペーパーは、P&ID図面の作成に伴う課題と、図面作成の精度や速度、品質を改善する解決策について説明します。

P&ID図面の重要性

プロセス・チェーンで最初に必要になる2D配管フロー図は、「システムの必読書 (System bible)」と言われることも多く、プラント計画における最も重要なドキュメントの1つです。P&ID図面はまた、プラント設計案の一部として見込み客にプロジェクトの構想を伝えるために使用され、この提案が受け入れられたら何が提供されるかという契約内容を示すものです。

P&IDの作成に伴う課題に対処

このホワイトペーパーを読むと、P&IDの作成に伴う課題が解決するでしょう。プラント計画、特に2D配管・計装図 (P&ID) の作成に伴う課題への解決策を紹介します。

Solid Edge Modular Plant Design

2D配管プランニングからフルスケールの3D配管システムまで、Solid Edge Modular Plant Designソリューションは、ワークフローを合理化します。3D配管との関連付けや配管・計装図 (P&ID) およびIsogen® 出力のサポートによって、製品が常に初回から正しく設計されるようにします。これらのソフトウェア・モジュールを使って、設計意図/論理図を2次元回路図に簡単に取り込み、2次元のP&IDからプロセス・プラントの包括的な3Dモデルを生成することができます。詳細は、www.siemens.com/pid-designをご覧ください。

従来のP&ID作成の課題

紙ベースのシステムを使ったり、2D図面作成ツールとスプレッドシートを組み合わせたりしてP&ID図面を手作業で作成すると、正確さに欠け、最新状態を保つのが困難です。その結果、次のような問題が生じます。

• 見積依頼 (RFQ) への対応遅延
• 取り戻せないコスト
• 大量のスクラップ発生