複雑化が進む家電製品を設計するにはかなりの工数を要します。きわめて複雑な設計になると、電子設計チームと機械設計チームが緊密に調整しなければなりません。ところが現実には、エンジニアは非効率的なプロセスややり直しにとらわれて、設計に集中できず、貴重な時間と労力を浪費しています。適切なツールと設計戦略があれば、チームはプロセスを気にせずに、設計とイノベーションに集中できます。
エレクトロニクス設計に単一のプラットフォームを導入して、これらのプロセスをバックグラウンドに移行すれば、この大手エレクトロニクスメーカーのように、イノベーションの新たな可能性を発見することができます。複数領域をまたぐ統合設計戦略とフレームワークを構築するツールを使用すると、チームは最も正確なデータを使ってリアルタイムにコラボレーションし、すべての領域の最新の設計情報に基づいて設計変更を加えるとができます。
この短いビデオを見て、領域間の障壁を打ち破り、単一の完全なソリューションで、まとまりのあるコラボレーション戦略を実現する方法を学びましょう。
複数領域をまたぐ設計戦略とサポート・フレームワークを導入したエレクトロニクス設計チームが得られるメリットは、次の2つです。
プロセスが分断していると時間、費用、労力がかかるだけではありません。Aberdeen Researchの調査したエレクトロニクス・メーカーのほぼ3分の1は、新製品の目標を達成できない理由として「コラボレーションの欠如」を挙げています。電気機械設計プロセスが分断していると、トレーサビリティが制限され、変更が可視化されず、情報も失われます。コラボレーション型の電気機械設計プロセスを使えば、設計エンジニアはデータを同期し、領域の枠を超えてコラボレーションして、初回から成功する確率を上げることができます。
設計変更指示(ECO)による遅延ややり直しは多くの場合、設計プロセス全体を通したコラボレーションの欠如が原因です。チームが最新の情報とデータを使用するコンカレント・エンジニアリングを実行できない場合、新製品の設計にはさらに多くの反復作業が必要になります。多数の製品設計変更が発生するなか、コラボレーション・フレームワークと統合型アプローチを導入することで、チームはやり直しを減らしてデータ変換作業をなくし、設計タスクを自動化して設計をすばやく検証できます。
コラボレーション環境を提供するフレームワークに機械、電子、シミュレーション、ソフトウェアのデータを組み合わせた統合型エレクトロニクス製品開発アプローチを使用すると、組織は製品設計プロセスを迅速かつ効率的に進められます。
戦略的フレームワークとサポートツールが整ったら、チームはプロセスの問題を考えずに、設計とイノベーションに質の高い時間を費やせるようになります。このオンデマンド・ウェビナーを視聴して、イノベーションの障壁を取り払う方法を学びましょう。