Teamcenter X製品コスト管理で、コストとカーボン・フットプリントを削減

メーカーは、製品開発サイクルの短縮、コストの低減、カーボン・フットプリントの削減を迫られています。さらに、複雑化が進む今日の製造で、すべての企業が、世界中に散らばるパートナー、サプライヤー、従業員と仮想的に協力することが求められています。これにはいくつかの利点がありますが、必要なときに必要な場所で全員が最新の情報にアクセスできるようにすることは簡単ではありません。

クラウド駆動型Teamcenter X製品コスト管理

Teamcenter® X製品コスト管理ソリューションは、ソフトウェア、ハードウェア、サービスで構成されるSiemens Xceleratorビジネス・プラットフォームの一部です。製品コストやカーボン・フットプリントを計算し、収益性を解析できるハイブリッド・クラウド・ソリューションです。アプリケーションを、ユーザーのローカルIT (情報技術) 機器/デスクトップにインストールして使用し、オプションでクラウドのデータベースを利用することができます。Teamcenter X製品コスト管理は、Teamcenter製品コスト管理をベースに開発されたソリューションであり、SaaS (Software as a Service) 環境ですぐに使い始められます。Teamcenter X製品コスト管理では、名前付きユーザー・ライセンスが提供され、各社のニーズに基づいて追加モジュールを選択できるため、計算ニーズに合わせたソリューション構成や拡張が可能です。

Teamcenter X製品コスト管理のデータベースは、クラウド上の安全な環境で運用され、ユーザー企業のニーズやユーザー数に合わせて拡張できるようになっています。ソリューションに必要なすべてのインフラはシーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアが提供・管理するため、ユーザー企業は総所有コストを削減でき、社内のIT部門がサーバーを設置したり、導入を管理したりする必要もありません。

Teamcenter X製品コスト管理ソリューションによりクラウド上でデータを保護

シーメンスは、データのプライバシー、セキュリティ、保護がお客様にとっていかに重要であるかを理解しています。シーメンスのソリューションを利用すれば、データはいつでも利用可能になり、クラウドにバックアップされます。
お客様のデータ保護のニーズに応えるために、シーメンスのデータ保護の方針、コンプライアンス、透明性、可用性、サービスについての情報を、Siemens Trust Centerでワンストップで提供しています。
以下のセクションでは、製品ライフサイクルを通してコストとカーボン・フットプリントを計算できるようにするさまざまな機能とアドオン・モジュールについて概説します。

コストとカーボン・フットプリントの計算プロセスを加速して効率化

Teamcenter X製品コスト管理ソリューションを導入すれば、お客様はソフトウェアの実装と更新に時間をかける必要がなくなり、コストとカーボン・フットプリントを削減するための計算に集中できます。その結果、見積もり計算書の迅速な作成など、決定的な競争優位性が得られます。コスト・エンジニアは、機械のコストやエネルギー費用、人件費といった世界各地のコスト要因など、事前のデータベース更新に時間を奪われることなく、いつでも最新のデータにアクセスできるため、即座にコスト計算を開始することができます。コストや炭素排出量データの検索、収集、インポートに貴重な時間を費やす必要はありません。そのため、コストと炭素排出量の計算を素早く更新できます。調達チームは、部品のポートフォリオ全体を解析し、サプライヤーの価格の妥当性を迅速に検証できます。

シーメンスのSaaSプラットフォームは、組織全体のコラボレーションを可能にするとともに、コストや二酸化炭素排出量の計算に必要なすべてのデータを一元化して提供します。まずは今すぐ必要な機能からこのSaaSプラットフォームを使い始め、ニーズに応じて機能やユーザーを増やしていくことができます。AWSを基盤としたTeamcenter X製品コスト管理ソリューションによって、よりデジタル化した作業環境へと進化し続けることができます。